2013年11月4日月曜日

2013 劇団通信11月号

先日劇団員同士の結婚式に呼ばれたので「結婚」ということについて改めて考えてみました。
愛し合う若者の姿は清々しく又、溌剌と輝いて見えますが、結婚相手は好きだからという思いで一気に決めてしまうケースが多いようです。しかし少し年齢を重ねて分別がついてくるようになると、特に女性の場合は「好き」とか「素敵」といった感情よりも、相手の収入や職業、学歴、地位といった外側の条件で決める場合が多くあるようです。どちらがいいのか人それぞれで一概には言えませんが、いずれにしても結婚したら二人の人生が大きく変わることは間違いありません。
 
最初はお互いに新鮮で幸せだと思っていても年月を経ると逆の状況に陥って悩み、どうしてこんな人と結婚したのかと後悔している人の何と多いことでしょう。又、経済的には何一つ不自由することなく暮らしていても心が満たされないで悶々としている人もたくさんいます。
しかし大概の人はそこで辛抱し、結婚当初の「あばた」が笑窪には絶対に戻らないことは分かっていても気持ちを切り変えてこの「難関」を乗り越えていきます。しかしそんな辛い時期もいつまでも続く訳ではありません。子どもが大きくなれば家族のあり方も変化してくるし、夫も妻も人生の荒波によって鍛えられたお陰で互いに理解するようになっていきます。何事も成就するには忍耐と努力が欠かせないように、乗り越えたその先には思いもよらない至福の時が待っていることを信じるべきです。
夫婦生活も人生行路と同じでなかなか思うようにはいかないものです、ね。