2015年4月7日火曜日

2015 劇団通信3月号

児童劇団「大きな夢」を立ち上げたのは今から21年半前です。
私が51歳の時ですから今年の誕生日でもう73歳になってしまいます。
最初は稲城で10人ほどでスタートしたのが少しずつ各地に広がり今では500人の規模になっています。一人一人の子ども達に会って親しくレッスンしていきたい気持ちがあっても23ヶ所を定期的に満遍なく回る事は不可能に近いことです。公演間際になれば無理してでも行けるようにスケジュールも組んでもらっていますが、それでも全体の通し稽古やゲネプロを見るのが精一杯で直接子ども達と触れ合うといった時間が取れないのが現状です。


しかし以前はそれでも何とかやりくりして出来ていたものが、最近は自分の体力を慮ってか疲れが溜まらないようにいつの間にかセーブしている事に気がつきました。本来子ども達と触れ合いたくて始めた児童劇団なのに自分で予防線を張ってしまっていたのです。年齢を重ねるにつれて横着をしようという思いが強くなっていたのかもしれません。
危ないあぶない !  生命が燃え尽きるまで「大きな夢」の子ども達と触れ合っていたい、子ども達にとっては迷惑かもしれないがそれが私の生きる道だと豪語していたではないか ! 

今年に入って私は出来る限り出かけて行こうと一念発起、実行に移しました。毎日どこかの「子どもミュージカル」に顔を出していますが、しばらく見なかった子ども達の成長の早さに驚き目を細めるばかり。
こうして日々新鮮な気持ちで子ども達に接する喜びは私に一層の活力をもたらしてくれる最大の健康法にもなっています。