2013年7月9日火曜日

2013 劇団通信6月号


小学生から中学生になったとたん劇団の子どもたちは部活との両立に悩まされています。ほとんどの公立の中学校で部活を強制しているらしいことを聞くと現行の柔軟性のない教育制度に憤りを覚えてしまいます。しかもそれが進学の内申書にも影響するというに及んでは、開いた口が塞がりません。
私は何も部活を否定している訳ではありませんが、部活以上に学外で活動している子に対して一律に部活を強制するようなことはやるべきではないのです。学校の授業が終わってすぐに帰宅して目的もなしにぶらぶらしているような子には部活の勧めも必要ですが、「子どもミュージカル」のように学校では体験できない立派な創作活動に携わっている子たちには部活は必要ないのです。
 
中学生時代に何かに対して夢中になり、それが将来の道に繋がりかねない大切な時期でもあるので、学外活動も含めて学校側は慎重に対応しなければならない筈です。ミュージカルを続けたいのに部活に入ってしまい、身動きが取れなくなって劇団を辞めてしまう子が何と多いことでしょう。一週間に一度の劇団のレッスンであっても部活を途中で抜け出せば友達や先生との人間関係が悪くなるという弊害?に悩まされ、これから伸びようとする折角の才能も花開かないままで終わってしまうことにもなりかねません。

劇団の子どもたちは吹奏楽部に入るのが多いようですが、公立の中学でもあるのに何十万円もする楽器を買わされるという話を聞くと、校長や顧問はリベートで小遣い稼ぎをしているのかと疑いたくなります。教育委員会は知らん顔ですかね。