2013年6月28日金曜日

2011 劇団通信6月号

いつも音響でお世話になっている小幡亨さんからご自分の故郷の熊本で子どもミュージカルを立ち上げられないかというお話をいただきました。小幡さんは劇団四季で長い間音響で活躍し、今も日本の一流の舞台や劇団での音響を幅広く精力的にこなしていらっしゃいます。私たちの「子どもミュージカル」でもいつも素晴らしい音で舞台を盛り上げていただき、贅沢と思われる程のワイヤレスマイクを提供していただいたりしていますが、ひとえに小幡さんの劇団に対するご厚意と感謝しているところです。あらゆるミュージカルに精通していらっしゃる小幡さんのような業界の方から「立ち上げ」の話が出た時には、えっ?冗談でしょう、と我が耳を疑い驚いてしまいました。普段は寡黙で音響一筋の切れ者という存在感、配下の音響スタッフを厳しい目でごらんになっている姿しか知らなかった私としては当然の反応でした。
5月の中旬阿部奈音子を伴って小幡さんと3人で熊本に出向きました。空港には地元でアナウンサーをなさっている小幡さんの美しい妹さんが出迎えて下さり又々驚いてしまいました。更に小幡さんの高校の後輩で地元新聞社のカルチャーセンターの事務局をなさっている方の関係で、素晴らしいスタジオをお借り出来るというお膳立てまで出来ていて小幡さんの温かい対応に感激のしっぱなしでした。更に妹さんの豊かな人脈によって新しい企画が実現しそうな可能性もあり、人の繋がりや縁の不思議さをしみじみと感じているところです。