2013年6月28日金曜日

2011 劇団通信7月号

「健康」ということに誰もが気をつかって生きていますが、その健康を維持していくための生活方法は様々です。身体を鍛えるとか、栄養のバランスやサプリメントの補給、暴飲暴食を控え睡眠不足に陥らないなど一般的に実行されていることですが、ではそれらを全て満たせば健康を害さないかと言えば決してそうではありません。適度な運動は絶対に必要だし、食事のバランスも、栄養補給も必要です。
しかし一番肝心なのは心の状態がバランスよく保たれているかということです。楽しい気持ちになれるか、明るくわくわくするようなことが生活の中にあるのか、美しいものをみて感動したり、人の思いやりや優しさに触れて感激の涙を流し、人さまのお役に立って喜ばれた時の充足感や爽快感など、内面の高揚感や平穏さが伴わなければ真の健康とはいえません。いくら外面を整えようとしても人を憎んだり、恨んだり、怒りや嫉妬心のような心の中に強い思いやわだかまりがあれば確実に健康を害します。反対にいつもニコニコ明るくしていられるような心に余裕を持つ生き方をすれば健康で繁栄に輝く人生を送ることができるのです。
慶応医学部の坪田教授はこれらの外も中もバランスのとれた健康法を、つまり理想的な「ごきげんな」生き方を実践なさっていて、いつも私に凄い刺激を与えて下さっています。とても足元にも及びませんが、アンチエイジングを掲げて精力的な活動をなさっている先生に少しでも近づければと肉体と心の両面の活性化のトレーニングを続けています。