2013年6月28日金曜日

2012 劇団通信8月号

アイバンクのミュージカルでいつもお世話になっている坪田一男先生は眼科の教授だけだと思っていたが、最近出た著書には慶応義塾大学医学部環境情報学部教授となっている。更に日本抗加齢医学会副理事長、日本再生医療学会理事などの肩書をお持ちだ。あらゆることにご興味をお持ちで好奇心が旺盛、何事も徹底して貫こうとなさる姿は驚きを通り越して神々しくさえ見え、私など足元にも及ばないあまりの違いに愕然としてしまいます。
その先生が先月「ごきげんな人は十年長生きできる」(文芸春秋)という本をお出しになった。これまでも先生のご著書に触れる度に刺激を受け自分の生き方を反省したり発奮したりしたことはままあったが、今回の本は先生の生き方、考え方の総まとめといったような内容豊かなもので、しかも医師の立場から人が幸せになるためにはどうしたらいいか、幸せというのをサイエンスとして捉え医学的データや実験によって分かりやすく解説した万民に読んで頂きたいお薦めの本です。
サブタイトルに「ポジティブ心理学入門」とありますが、一般に言うプラス思考というだけでなくポジティブとネガティブの使い分けによって更に幸せ度が増すといった新説?が興味深く、これを読んだだけで目の前に明るい光が差し込んできたような「ごきげん」な気分になってしまいます。
自分は幸せだと思っている人も、そうでない人もこれからの生き方を更に充実したものにアップ出来る必見の書です。定価720円です。劇団事務局でも販売を取り次ぎますので是非ご購読下さい。