2013年6月28日金曜日

2012 劇団通信1月号

一昨年の11月に一念発起して近くのスポーツジムに通いはじめました。20から30代にかけてかなりの頻度でジム通いしていたので何の抵抗もなく快適な滑り出しを見せました。しかし、ベンチプレスなど昔は今の3倍は持ち上げられていたのが全く通用せず、年を重ねる寂しさを感じながらも少しずつ重量をアップさせていきました。ところが夏の公演時に入ると全く時間が取れなくなり、昨年の7月からはほとんど行けなくなってしまいました。張り気味だった胸の筋肉もだんだん元に戻っていくのです。30分でもいいから行ける時に行って続けようと思いながらも、ついに12月まで一度も行けないで終わってしまいました。会費を払っているから勿体ないという経済感覚も薄れ、自分の意思の弱さにほとほと呆れかえっています。
 日ごろ子ども達に続けることの大切さを食事に例えて話をしています。「食事は朝、昼、夜に分けて食べているから成長するのだ。それを一週間まとめて一気に食べたらどうなる。まともに食べられないし身体を壊すばかりだ。一週間に一度レッスンをしてやった気分になっても仕方がない。発声や滑舌、ストレッチやダンスのステップを毎日食べるのと同じように少しでいいからやっていけばどんどん上達するのだ」と。
 ところが最近の我が身を振り返ると恥ずかしくなります。もう年だからいいのだと自己弁護する一方で続けろよと叱咤している自分がいます。こうして公表することで少しでも前向きになれたらと思います。